2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今回読んだのは、ユゴーの『死刑囚最後の日』。最初、自分があまりにも無知すぎたのと、描写が生々しすぎて死刑囚本人(または間近でそれを見ていた人)が書いた作品なのかと思ってしまった。 bookmeter.com 物語の大部分は、ある死刑囚によって語られたよう…
角田光代さんの『幾千の夜、昨日の月』を読んで、自分の夜×旅の思い出を振り返りたくなった。 bookmeter.com 今回は、精神的にハードだった思い出として、旅先で眠れなかった夜の話を書こうと思う。 時は学生時代、私はインドネシアのジャワ島にいた。2週間…
漫画『テルマエ・ロマエ』の作者であるヤマザキマリさんのエッセイを読んだ。『望遠ニッポン見聞録』というタイトルで、その名のとおり、海外生活の長い作者が客観的に日本を見て気付いたり、考えたりしたことがつづられている。 bookmeter.com 個人的に最も…
恋愛小説にありそうな場面のタイトルだが、今回みつめる相手は人ではなく、猫である。 角田光代さんの『今日も一日きみを見てた』を読んだ。タイトルと本の表紙を見たときは「なぜ猫が表紙なのだろう?」と疑問に思ったけれど、本を開いて納得した。 bookmet…
角田光代さんの『幾千の夜、昨日の月』を読んだ。端的に言うと、旅×夜のエッセイ。旅といっても場所は様々なので、旅ごとに違った夜のことがつづられている。 bookmeter.com 夜と言っても、素敵なバーでご飯を食べたとか、夜景がきれいだったとか、そういう…
角田光代さんの『幾千の夜、昨日の月』を読んで、自分の夜×旅の思い出を振り返りたくなった。 bookmeter.com 旅といえるかやや怪しいが、思い出に残っている夜のひとつに、台北の川辺で過ごした時間がある。当時、台湾に留学していたものの、住み始めてまだ3…
夜×旅というと、真っ先に思い出されるのが、タイで乗った寝台列車である。 当時学生だった私は、冬休みを利用して、東南アジアの国を回る計画を立てた。ルートとしては、ラオス→タイ→マレーシア→シンガポールという順序で、途中で同伴者の入れ替えも含みつつ…
高校3年生の時、世界史を選択していたので、米国大統領を暗記した記憶がある。また、受験では使わなかったものの、教養というか、日本経済に関する基礎知識というか、日本の首相も覚えようと試みた(が、挫折した)記憶もある。 当時は受験勉強で忙しく、ス…
先日、語学アプリを通じて1時間の中国語レッスンを受けた。レッスンと言っても教科書を使うわけではなく、ネイティブスピーカーに1時間つきあってもらって、カフェでひたすら中国語でしゃべるというもの。 もともとは空いた時間に中国語を練習しようと思って…
最近は3日に1冊のペースで本を読んでいる。速読しがちということもあるが、我ながら結構読めているなあと感心した。というのも、自分は基から本をたくさん読む人間だったというとそうではなく、たくさん本を読む時期と、全く読まない時期を交互に繰り返して…
9月もそこそこ本を読んだので、振り返りたいと思います。9月前半はITパスポート受験勉強をしていたので、あまり読書はできませんでした。なかなか本が読めず、焦る気持ちもありましたが、勉強の息抜きに読んだショーペンハウアーの『読書について』をよみ、…