今日こそは勉強しよう。

今日こそは勉強しようといって、勉強したりしなかったりする人間のメモ。勉強のやる気がわくまで読書しがち。好きな食べ物はマンゴー。

【読書録】細胞が自分を食べる オートファジーの謎

Kindle Ulimitedにて、『細胞が自分を食べる オートファジーの謎』を読んだ。

オートファジーという言葉は初めて耳にしたが、細胞が細胞自身を食べるというのはどういうことなのか、アポトーシスとは違うのかが気になり読んでみた。

f:id:mang2guo3:20210722215301p:plain

今回読んだ書籍

水島昇「細胞が自分を食べる オートファジーの謎」2011年、PHPサイエンス・ワールド新書

www.php.co.jp

詳細は後述するが、本書にもある通り、当時はオートファジーという分野は学問としても有名どころとはいえず、研究者も限られていたようだ。

ただ、その状況でも、オートファジーについて専門家以外にもわかりやすく説明してくれる書籍を出版したというところに、先見の明を感じざるを得ない。

オートファジーとは

この本を読むまで知らなかった(時事ネタについていけていなかった)が、オートファジーの研究で、東工大の大隈名誉教授が2016年にノーベル賞を受賞されていた。

www.titech.ac.jp

オートファジーというのは、「自ら(Auto)」を「食べる(Phagy)」という意味で、細胞内でタンパク質からアミノ酸を作っている。人間の場合、食物からタンパク質を摂取し、それが分解されてアミノ酸になるが、それだけでは不十分だという。そして、その足りない分のアミノ酸がオートファジーによってつくられているそうだ。

これは、細胞内でリサイクルを行っているようなもので、飢餓状態になったときにオートファジーは「死ぬほど大事」な機能であるという。

高校の生物で脇役だと誤認したリソソーム

高校の生物の授業で、真核生物の細胞について勉強をした。

下のイラストのような図と共に、各細胞小器官の説明を覚えた記憶がある。

f:id:mang2guo3:20210722215747p:plain

真核生物の細胞内には、核やミトコンドリアやゴルジ体、中心体、リボソーム、リソソームなどの細胞小器官あると学んだが、教科書のイラスト上ではリソソームは小さいマル(〇)として書かれることが多く、ミトコンドリアやゴルジ体と比べると見た目のインパクトは少ない。

また、名前が似ているリボソームという細胞小器官もあるため、どっちがリソソームえ、どっちがリボソームだっけ…とテスト前に確認をしていた記憶がある。サイズ的にはリソソームの方がリボソームよりも大きいので「大きい方がリソソーム」という受験生ならではの哀しい暗記をして大学受験は乗り切った。おかげで、私のリソソームへの理解は「リボソームよりちょっと大きくて丸い細胞小器官」という知識しかない。

(ちなみに、一応まちがっていないか、こちらのサイトでも確認した)

juken-mikata.net

かつ、文系だった筆者が生物を使ったのはセンター試験のみであり、試験で問われるのは(少なくとも私の模試およびセンター試験の経験によれば)大抵ミトコンドリアとかゴルジ体とか、もう少しインパクトの強い細胞小器官ばかりだった。リソソームは4択問題の選択肢にときどき登場することがある程度だった。

 

…そんなわけで、筆者にとってリソソームは見た目のインパクトは薄く、試験においても自信が回答になることは少なく、時々リボソームとリソソームを混同してしまった受験生をプチパニックにさせる脇役、という認識だった。

 

さて、自分語りが長くなったが、オートファジーにおいてはこのリソソームがとても重要になる。リソソームは細胞内のタンパク質を分解するために必要な酵素をたくさん持っている細胞小器官である。

オートファジーにおいては、オートファゴソーム(アミノ酸に分解したいものを、膜で包んだもの)がリソソームに取り込まれることで、オートファゴソームごとアミノ酸に分解される。

本書には、オートファジーの機能だけでなく、オートファジーの意義についても書かれているので、それを読むと、あのリソソームがこんな役割を果たしていたとは…!と感動するに違いない(少なくとも私の中では脇役→重要なものという認識にかわった)。

ちなみに、先に紹介したノーベル賞では、液胞もリソソーム同様オートファジー機能が起こることを明らかにしたもので、こちらも、センター試験(当時)ではあまり問われなかった液胞が大活躍している。高校生物で覚えたことはたくさんあったが、教科書には載らない/当時は明らかにされていなかった細胞小器官の機能が明らかになっていることを知るのはとても面白く、高3で生物の勉強をやめてしまったのは少々もったいなかったなと思った。

 

なお、リソソームによるオートファジーは飢餓状態で重要な役割を果たす。そのため、プチ断食(絶食ではなく、食べる量を減らすとか)によって細胞内のリサイクル(オートファジー)が促進されるという考え方もあるらしい。あくまでも関連がありそう程度の書きぶりではあるが、巷で言われるような健康法にも一応裏付け的なものがあるのかとわかっておもしろかった。

高3で停止した知識のアップデートのためにも、時々この分野のジャンルを読みたいと思う。

【復習】地球を見ることができる星はいくつ?

今回も、英会話の復習です。

How Many Stars Can See the Earth?

単語

今まで名詞としてしか使ったことがなかったorbitが動詞として使われていました。

orbit (v) to travel around a larger object in space because of gravity

ex. There are eight planets orbiting around the sun.

 

内容

地球を見ることができる星の数はそう多くはないそうです。

They looked at the 331,312 stars within 326 light-years of Earth — one light-year is 9.5 trillion kilometers. The angle to see Earth pass in front of the sun is so small that only 1,715 of those stars could see our planet at some point in the last 5,000 years, including 313 that can no longer see us because we've moved out of view. Another 319 stars will be able to see Earth in the next 5,000 years, including a few where scientists have already found Earth-like planets. 

 地球の326光年以内にある約33万の星をみたところ、地球が太陽の前を通過する様子を見ることができるのは1,715つだそう(「見る」の定義は、5,000年のうちどこか一時点でも見えたかどうか)。

しかも、このうち313の星は、すでに場所が変わってしまったのでもう地球を見ることはできないそう。また、別の319の星は来る5,000年の間に地球を見ることができるだろうとのこと。

地球から夜空を見ると、星は何万何千もあるように見えるけれども、(光の関係もあるのかもしれないが)地球を見ることができる星は意外と多くないのだなと思いました。

f:id:mang2guo3:20210711174937p:plain

【復習】空気をきれいにする車

英会話の復習です。テーマは

Company Designs Car That Cleans the Air as You Drive

というもので、ある企業が空気をきれいにしながら走る車を開発した話です。

 

自動車は通常大気汚染の原因となる物質を排出しますが、この車はその逆で、むしろ空気をきれいにするんだとか。

Travel is a huge contributor to global warming, (略)however, one company doesn't just want to reduce the harmful effects of transport — it hopes to reverse them.

調べてみると、少々バッテリーは使用するもののフィルターを通じて空気中の微細な物質をキャッチし空気を浄化するとのこと。

www.cnbc.com

 

ここまでよむと、いわゆる環境対応車のひとつとしてこの商品がリリースされるのかと思うのですが、一番驚いたのは、この車のメインコンセプトはそこに限ったものではなく、車を利用する人が社内で食事やビデオゲームを楽しんだり、より快適に過ごせたり(寝たり、プライバシーを適度に保護した空間を作るなど)するというポイントもあるということでした。

The car can be controlled by a driver or it can drive itself. The front seats can then be turned around to face the back seats, and a table can be set up between the two sets of seats to create a social space for playing games or eating. The car also has a screen that can be folded out and used for video games, and the seats can even be turned into a double bed. The roof, which is made of glass, can also be turned opaque to protect passengers from the sun and allow for privacy. 

 仕事柄自動車の動向は追ってはいるものの、正直EVとか燃料電池とか、環境対応にフォーカスしがちなので、内部でどのように過ごせるかといったところは見落としがちでした。仕事でこの記事を読んだら、環境対応車のひとつとして頭の中でカテゴライズして終了だったかもしれませんが、この車のセールスポイントはそこにはとどまらない、ということが理解できました。

 

何が時間を溶かすのか

新型コロナの影響で、在宅勤務が始まって久しい。

在宅勤務のなんといってもいいところは、通勤時間が省けることである、と個人的に思っている。

例えば、仕事終わりに通院したり、オンラインの語学レッスンを受けたりすることが容易になった。例えば、19:55まで残業したとしても、在宅勤務であれば20:00からオンライン英会話に参加できてしまったりする(実際、よくやっている)。とても便利。

もうひとつの利点として、晩御飯を早めに済ませられるということもある。私は元来胃腸が弱いため、入浴は食後1時間後、就寝は食後3時間後にすると決めている。そうしないと、翌日胃もたれを起したり、夜中に腹部の不快感で目覚めてしまうからだ。出勤かつ繁忙期だったときは、遅めの夕食をとって翌朝後悔したり、逆に夕食をあきらめて翌朝ふらふらになることもあった。

そう言う意味で、在宅勤務による通勤時間の削減というのはとてもありがたいと思っている。

 

ただ、自由時間がものすごく増えたかと言われると、そうとも言えない。

これまで、通勤時間は読書や中国語で日記をつける時間にしていたのだが、在宅勤務の導入後、朝の通勤時間は睡眠時間に、夜の通勤時間は勤務時間に変わってしまった気がしている。

自由時間が増えると思った在宅勤務だったが、むしろ、毎日数十分の読書タイムがなくなり、結果としては自由に「使っていると満足感を感じる」時間は減った気がする。自由時間はどこで溶けてしまったのか…。

 

f:id:mang2guo3:20210708002437p:plain

個人的には、生活の中で区切りをつける場面が減ったことが理由の一つだと思う。

例えば、予定をから算して退勤・電車に乗らなくなった結果、終わるまで仕事をやってしまう。出勤していた時なら「今日はもうここで終わろう」といい意味であきらめがつけられていたものを、在宅だとあきらめる理由がない、むしろ次の予定ぎりぎりまで仕事をやってしまう状態になり、結果として自由時間が減る。時間が溶けているのではなく、自分で仕事に時間を溶かしてしまっているようだ。

在宅勤務は、眠気や怠惰といかに戦うかが重要かと思っていたが、仕事の内容(と本人の性格)によっては、必ずしもそうではないのかもしれない。これまで会社の立地や電車によって、強制的に作業の区切りをつけられていた環境から、自分で区切りをつけないといけない環境に移ったとき、その能力がないと、時間を仕事に溶かす羽目になってしまう。つまり、時間を溶かしていたのは一見仕事のようだが、実際は区切りをつけられない自分ということか。

…とこんなブログを深夜に綴っているのだが、実は明日も在宅勤務である。さらに勤務終了後に予定がある。メリハリをつける能力は低くても、周りの力(スーパーの閉店時間、通院、授業)を使って区切りを強制的につけられるかもしれない。力がないなら借りればいい。そして、浮いた時間で明日はもうちょいまともなブログ書けたらいいな。

【読書録】新釈 走れメロス

いつぞやの現代文の授業で読んだあの作品のパロディ新釈か…

とおもい、森見登美彦さんの『新釈 走れメロスを読みました。

www.kadokawa.co.jp

 

ざっくりいうと、走れメロスをはじめとした有名な文学作品をベースに(いわゆる大学の授業や研究に対しては)怠惰な京大生の日常(?)を綴った話がかかれています。

山月記走れメロスを題材としたストーリーは、とても一般的大学生ならこんなことしないであろうという内容なのですが、作品に登場する大学生たちであればやりかねないな…と妙に納得して、読めてしまう…そんなお話でした。

 

一番好きだったのは山月記で、登場人物の「斎藤」が言葉でもって世界のすべてを把握できると思ったのに、言葉を信じられなくなったとたん自分が何者であるかさえも見失ってしまう、という転回が悲しくもおもしろかったです。

一番笑えたのは走れメロス。完全に太宰治の作品のオマージュなのですが、やっていることと考えていることが、いかにも変でした(でも、京大ならこういう人いても納得しちゃいそう)。ただ、私はどちらかといと、彼らの踊る「美しき青きドナウ」を冷ややかな目で一瞬見たのち、客席から去る観客側の人間だと思います。

 

この本を読む前に、同じく森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』を読んでいたのですが、その内容が「走れメロス」の場面ともつながっているようでした。

むしろ、『夜は短し歩けよ乙女』を読んでいなかったら

「詭弁論部?なんじゃそりゃ?」

と気になって読めなかったかもしれません。さきに筆者の世界観を予習しておいてよかったなと思いました。

 

ちなみに『夜は短し歩けよ乙女』も『新釈 走れメロス』も表紙の女性はかわいらしいですが、主人公はもっぱら男子大学生です。ヒロイン的な可憐な女性は登場するので、表紙はその方の姿なのかなとも思っています。

 

非日常的な人物の日常を綴った作品でおもしろかったので、これをきに新たに知った作品や、名前だけ知っていて原作を読んでいない作品を、読んでみようと思いました。

【映画鑑賞録】空海 KU-KAI 美しき王妃の謎

アマゾンプライム空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」を鑑賞しました。

ku-kai-movie.jp

おそらく親(歴史好き)からタイトルだけ聞いたことがあり、映画の存在は知っていたのですが、わざわざ一人で映画館に行く質の人間ではないため、上映から3年たって鑑賞いたしました。

概要

邦題よりも中国語のタイトルを見たほうが、内容はつかめるのではないかと思います。

中国語では「妖猫傳」というタイトルで、直訳すると化け猫伝とでもいいましょうか

何かが猫に化けて祟りを起こしており、空海白楽天(白居易)がその謎をおいかける、という内容です。これを見て知ったのですが、空海と白楽天は同じ時代に生きていて、交友があったのかどうかについては確固たる証拠はないものの、すれちがっていても不思議ではなかったようです。

ちなみに、物語自体はフィクションですが、この物語のキーとなっている「長恨歌」は白居易の代表作であり、史実をベースとしたフィクションという感じです(それを知ったのは映画鑑賞後ですが)。

そんなわけで、いわゆる日本史で習う空海の実績が描かれると思いきや実は(おそらくそれは関係なくて)、キーパーソンはどちらかというと白居易なんだな…という内容でした。ただ、空海がいるからこそ物語が進んでいく(白居易一人では、まやかしにあってしまうため前に進めない)印象はありました。

まとめると、邦題よりも原題をみたほうがいろいろな意味でしっくりくる映画でした。

感想(ネタバレ)

歴史の知識がなくても楽しめますが、歴史を知っていた方がおもしろい映画ではありそうでした。詩の意味とか、誰がどんな人だったのかなど、理解がスムーズになりそうです。

個人的には、完全に脇役だと思っていた鶴の少年たち(美しい…)がキーパーソンであり、しかも彼らは…(盛大なネタバレなので詳細は省略)というのが衝撃でした。同時に、これがこの映画をファンタジーにしている要素でもあるかなと思いました。

歴史ものとしてではなく、ファンタジーとしてみたほうが楽しめる気がします。

所感(内容と関係なし)

この映画、日本語が話される部分はごくわずかで、基本中国語なのですが、空海役の染谷将太さんの口の動き…中国語しゃべれるんだ…!というくらいナチュラルで、(実際はあとから音をはめているそうなのですが)違和感ありませんでした。相当努力されたんだろうなあ…。中国語リスニングの練習にもなる映画だと思いました。

また、唐の都・長安が舞台なだけあって、想像していた通りのスケールの大きさ、音楽と衣装のすばらしさで、目の保養になりました。

余談

ときどき、街でハーフアップ×おだんごの女性を見かけるのですが、私にはどうしてもそのヘアスタイルが官吏に見えてしまいます…。

このサムネイルの白居易さんみたいなヘアスタイルですね。私は個のヘアスタイル知的で素敵なイメージをもっているので、素敵だなとおもって眺めています笑

www.youtube.com

 

今回の映画鑑賞録は以上です。最後の余談のしょうもなさ、失礼しました。ではまた。

2021年6月の読書録

1カ月たつの早すぎませんか…。

最近、毎日が飛ぶように過ぎていって、気付いたら天気も夏らしくなっていて…と不思議な感じがします。自分自身は何か力が飛躍しているわけではないのに笑

光のごとく過ぎる時間に若干焦りを感じつつ、先月の読書録まとめたいと思います。

 

概要

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2019
ナイス数:54

所感

6月は、①新型コロナ対策で電車に乗る機会が減ったこと、②嬉しいことに、週末友人や家族と過ごす時間が多かったこと、③仕事関連の本を読まなかったことから、読書ペースは落ちました。

③については、仕事が知識インプット期から、アウトプット期にはいったこともあります。アウトプット期は、本でじっくり知識を蓄えるよりも、分からない点をピンポイントで調べるこのんほうが増えるので、本よりもレポートとか新聞を読む機会の方が増えた気がします。あと1か月くらいはこの状態が続きそうですので、7月も仕事関連の読書は少な目になる予感がします。

続いて読んだ本ですが…5月に続いて万城目学さんの本が多めです。加えて、万城目さんが感銘を受けたという中島敦さんの本も読みあさりました。あさりましたと言っても、漢文調の文体なのでサクサクは読めず、読めない語句が出てくるたびにkindleで調べたため亀速度での読書でした笑

ちなみに、今月一番印象に残った本は、万城目学さんの『とっぴんぱらりの風太郎(文春文庫)です。「とっぴんぱらりのぷう」というのは、秋田県の中央・県南で昔話のおわりにつけるフレーズなんだとか(「めでたし、めでたし」に相当するのだろうか?)。

ちなみに、その言葉もふくめてこんな教養と示唆に富んだ口コミを投稿されてる方がいらっしゃいました(私もこれくらい考察できるようになりたい)。

2021年6月の読書録


サ道サ道感想
水風呂が主役だなんて考えたことなかったなあ…。 ちなみに、自宅以外の風呂で体調悪くなったときの焦燥感にはとても共感できた笑「ここで倒れたら色んな意味でダメだ」と思ってギリギリのところで意識と姿勢を保つんだよね…笑
読了日:06月30日 著者:タナカカツキ

 
とっぴんぱらりの風太郎 下 (文春文庫)とっぴんぱらりの風太郎 下 (文春文庫)感想
伊賀で忍びとして生きるよう育てられた忍び達が、それぞれに信念を持ってて最期まで生き抜く様子が描かれていた。結局、生き残ったのは百と、ひさご様から託された赤子だけだったのか…。死ぬ気がしなかった常世も蝉も、黒弓も戦の中で果ててしまうとは…万城目さんの他の作品にはないシリアスさだけど、果ててほしくないと思わせる個性的なキャラクターをこんなにも描ける万城目さんはさすがだなと思った。そして、他の方も感想に書いているけれど、これは「プリンセス・トヨトミ」を読まなければと思わされますね。
読了日:06月30日 著者:万城目 学

 
とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫)とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫)感想
風太郎と同じく因心居士の指示に対して「なんでこんなことを?」と思いつつ読み進めた。徳川vs豊臣と、現代人には戦の結果がみえている気がするのだが、果たしてどうなるのか? 全体的に「上が何を考えているのかよくわからない」感じがあって、読み手も風太郎と同じく混乱しながら読めるのが面白い。
読了日:06月26日 著者:万城目 学

 
99.9%は幸せの素人99.9%は幸せの素人感想
タイトルは筆者も言う通り「惹きつけるため」にこの内容にしているが、内容は思った以上にアカデミックな根拠に基づいていた(個人的には根性論とかただのメソッド紹介より、学術的な裏付けをきちんと示してくれる本が好き)。 付随のワークで自分の好きなこと、やりたいこと、私っていつ幸福感感じるんだっけ?といったことを久々にアップデートできた。
読了日:06月16日 著者:星 渉,前野 隆司

 
環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄――環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄――
読了日:06月12日 著者:中島 敦
虎狩虎狩
読了日:06月12日 著者:中島 敦

 

 
オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学感想
台湾政府の意思決定は柔軟ゆえに迅速、時には朝令暮改も当たり前、というのが印象的だった。初志貫徹も悪くないが、最終的な目的のためにより良い方法を探して実行していく、間違えたらちょっと寄り道しちゃったと思えばいい…という感覚。朝令暮改が批判されがちな日本は真似できるか…?と一国民としての自分に問いかけたくなった。 唐鳳さんの著書ではデジタルに強く焦点が当たっていたが、こちらの本は政務委員として、政府や国民、教育などにも幅広く触れている気がした。
読了日:06月11日 著者:早川 友久

 
悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記―悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記―感想
悟浄出世』の頭でっかちな沙悟浄とは少し異なり、冷静に三蔵法師一行(主に孫悟空)を分析した沙悟浄の手記…という設定。頭でっかちを脱したのは、三人に出会ったからなのかなと思ったり。沙悟浄孫悟空って真逆なタイプって思っていたけど、冷静に分析して尊敬すべき点を見出しているのがさすが沙悟浄…と思った。
読了日:06月07日 著者:中島 敦

 
悟浄出世 (青空文庫POD)悟浄出世 (青空文庫POD)感想
万城目学さんの『悟浄出立』を読み、元ネタを読んでみようと思い手に取った。沙悟浄は人か妖怪で言えば妖怪なのだが、(噛み砕いていうと)生活習慣の変容でたまたま珍しい病にかかり、人間のようにあれこれ思惑してしまう癖に苦しむようになったという。悩める姿が人間のよう。本題と関係ないけど、沙悟浄玄奘と出会う時、実は河童ではなく人間の姿になったらしいことが記載されていて(これは万城目さんも指摘していた)絵本とかでよくみるあの沙悟浄像はなぜあんなにも河童感が強いのだろう?と気になった。
読了日:06月05日 著者:中島 敦


悟浄出立 (新潮文庫)悟浄出立 (新潮文庫)感想
いつもの万城目さんとは違う作風ながら、語彙が豊富なところはやっぱり万城目さんだあと思いながら読んだ。沙悟浄の話も、荊軻の話も面白かった。後者は、最後に司馬遷の話のところで登場するのが面白いと同時に、政の世界で「悪」とされたものが実は民主にとっては「善」と捉えられるという歪みがあること、法の下で動く故の過ちなどなど、楽しく読みつつ考えさせられることも多かった。大元の中島敦さんの話も読んでみたくなった。
読了日:06月04日 著者:万城目 学

読書メーター