今日こそは勉強しよう。

読書メモ、勉強メモ、日記など、文章書きたい欲を満たす場所。

2021年4月の読書録

f:id:mang2guo3:20210502165238p:plain

総括

4月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5197
ナイス数:62

 

今月の個人的ベストは、森鴎外『雁』でした。

自分では文字に起こせないような感情の高揚、絶望、揺れ動きが書かれていて、ついつい登場人物に感情移入してしまいました。

森鴎外に限らず、夏目漱石の作品などを読んでも思うのですが、登場人物(人には言えないが自分で抱え込んでぐるぐる不要なほどあれこれ考えてしまう人が割と出てくる印象)の心の動きや悩み方に共感できるところが多く、それが文字にきっちりおこされているのがすごいなあと思いますし、ああ、この思い分かる、と思いながら(ときどき凹みながら)読むのが面白くて個人的に好きです。

 

読書録



ベルサイユのばら 愛蔵版(外伝) (Chuko★comics)ベルサイユのばら 愛蔵版(外伝) (Chuko★comics)感想
最近フランス革命関連の本を読み漁っていたら、ふと読みたくなって購入してしまった。この本(というか漫画)、親も持っているのに買ってしまい、一家に2冊同じ本があることに…笑。 オスカルの姪っ子のル・ルーが活躍する喜劇なのだが、登場するのは宝石やお金、身分に目が眩んでしまった人たちばかり…。彼らが引き起こす事件は血生臭く、政治の臭いもしてオエ…という感じなのだが、ル・ルーをはじめとした登場人物によって暗くなりすぎず、面白く終わるようになっていて、何度も読みたくなるストーリーだった!
読了日:04月30日 著者:池田 理代子


逆説の生き方 (講談社+α文庫)逆説の生き方 (講談社+α文庫)感想
人生万事塞翁が馬のような話がたくさん。あの時は辛かったが、振り返ってみればあのおかげで今幸せ(とまで思わずとも、糧になった)と思えることは多々ある。
読了日:04月29日 著者:外山 滋比古


正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ感想
何かの番組で著者のことを知り、買って読んでみた。セクシュアリティに限らず、誰しもなかなか人に言えないことを持っていると思うので、その意味ではLGBTQであるかにかかわらず何かに悩んでポジティブになれない時に読むと心が救われる気がすると思った。 また、本筋からそれるが、人を救うための宗教なのに、その教えによってLGBTQであることに苦しむ人がいるということにハッとさせられた。ただ、そこで他の宗教批判はせず「仏教ではこういう考えもありますよ」と柔らかく新しい視点を添えてくれるところに、著者らしさを感じた。
読了日:04月28日 著者:西村宏堂


超訳 自省録 よりよく生きる (ディスカヴァークラシックシリーズ)超訳 自省録 よりよく生きる (ディスカヴァークラシックシリーズ)感想
人皇帝(ストア派)のマルクス・アウレリウス・アントニヌスの瞑想記録ノート。他人の啓蒙というより自身を諭す感じで書かれている。自省録のように自分が思うことを書いてふりかえるのは、思考を整理する上でよい、というメッセージがよかった。自分も時々そういう日記を書くが、それは無駄なことではなさそうだ。
読了日:04月26日 著者:マルクス・アウレリウス


2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法 (哲人に学ぶ人類の知恵シリーズ!)2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法 (哲人に学ぶ人類の知恵シリーズ!)感想
『人生の短さについて』を読んだ後、もうちょい時代背景とか知ってから読んだ方が良かったなと思い、こちらを手に取ってみた。特殊な時代背景の元で主張されるのは人生はどれだけ生きたかよりもどう生きたかが大事で、「どう生きるか」にはどう死ぬか考えることも含まれるということ。皇帝の気まぐれで気に入らない人がすぐ処刑されるような、死と隣り合わせの状況ではこういう考え方も生まれるのかと思わされる。セネカの主張もインパクトはあるけらど、それ以上に社会が人の考えにいかに影響を与えたかを知らしめてくれる本だと思った。
読了日:04月24日 著者:セネカ


すてきな素敵論 (講談社+α文庫)すてきな素敵論 (講談社+α文庫)感想
タイトルだけ見て読んでみたら、男女ともにというよりは、男性に焦点を当てた本だった。半分くらいは自分もこうなれたら素敵だな思う内容で、半分くらいは「そこまでしなくてもいいかな?むしろ、それができていないと素敵ではない、と思われそうでなんだか窮屈に感じてしまうなあ…」と言う内容だった。本書にもあったけど、人の価値観はそれぞれなので、素敵と思うかも人によって違うので、59全部やらずとも自分の価値観に合うものを取り入れていけば十分素敵なんじゃないかと思った。
読了日:04月21日 著者:松浦 弥太郎


最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)感想
一気読みしてしまった。自分が患者だったら、自分の大切な人が患者だったら、この本に出てくる患者さんのように決断をできるか?3人の医者をどう思うか?生き方と死に方を考えさせられた。 ただ、今の自分には重すぎた…。思い出すもの、込み上げるものが多すぎた。
読了日:04月21日 著者:二宮敦人


特殊清掃特殊清掃感想
メメント・モリ…。忘れてはいないが、角が取れてしまった記憶が蘇ってきた。読んでよかったと思う。思ったよりライトな書きぶりで、あっという間に読み切ってしまった。
読了日:04月20日 著者:特掃隊長


雁 (新潮文庫)雁 (新潮文庫)感想
一言で言うととてもよかった。舞姫より好き。自分は、岡田を目で追うお玉の感情が痛いほどわかるなあと思った。あと少し、全てのことがずれたらお玉さんと岡田はどうなっていたんだろう…?本文の範疇外だが、岡田があの日を最後にドイツに行くと聞かされたお玉はどんな気持ちだったんだろう…と想像すると苦しくなる。
読了日:04月19日 著者:森 鴎外


老人と海 (光文社古典新訳文庫)老人と海 (光文社古典新訳文庫)感想
このジャンルはほぼ読んだことがなかったものの、新訳がわかりやすく、思った以上にスイスイ読めた。スイスイ読んだが故に一点後悔があるとすれば、この本を「老人」の漁と同じく3日かけて読んだら、「老人」の辛抱強さがより感じられて面白かったかも。巨大な獲物であり兄弟分でもある魚をとらえて、陸に戻るまでの文章にこっちまでドキドキした。
読了日:04月18日 著者:アーネスト ヘミングウェイ


地球温暖化と戦う 再生可能エネルギー&環境技術ビジネス地球温暖化と戦う 再生可能エネルギー&環境技術ビジネス感想
分散型エネルギーの「分散」は、機器別(電源別?)、エネルギーの種類別などの複数の見方があるとわかった。ざっくり用語解説もしているので、とっかかりで読むには良い。なお、誤字がやや多め笑。
読了日:04月17日 著者:瀬川久志


人生の短さについて 他2篇 (古典新訳文庫)人生の短さについて 他2篇 (古典新訳文庫)感想
前半は派の名の通り、ストイックな内容が多いが後半は愛情など感情についても触れられている。前半を端的にまとめると、人工的な名誉にしがみつかないこと、忙しさ(心を亡くすこと)から解放されること、今を生きること(噛み砕いて言えば、明日やろうは馬鹿野郎に近い)が大事。現代にも通じるメッセージだが、巻末の時代背景も合わせて読むと理解が進む。中盤で印象に残ったのは、悲しみは紛らわせるより克服した方がいいということ。これは現代も同じかも。悲しみも理性に服従させる(具体的には学問が良いそうだ)ことで永久に鎮まるという。
読了日:04月15日 著者:セネカ


入門 国際収支―統計の見方・使い方と実践的活用法入門 国際収支―統計の見方・使い方と実践的活用法
読了日:04月13日 著者:日本銀行国際収支統計研究会

 


もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。 (講談社+α文庫)もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。 (講談社+α文庫)感想
ソフトで優しい啓蒙書という感じ。今から何かちょっと始めてみようか、という時に読んで参考にするのがよさそう。
読了日:04月12日 著者:松浦 弥太郎


山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた感想
実験で仮説が立証されなくても、がっかりせずにおもしろいと思えるのがすごいなと思った(自分はそんなふうにプラスの認識を持てるだろうか…?)。がっかりしないのは、長期的な”vision”を持っているからなのかもと思った。実験はその実現のための手段でしかなく、苦労が報われるかと言った個人的な満足感よりも、真実を知ってvisionを実現させたいという思いがあるからこそなのかなと。
読了日:04月11日 著者:山中 伸弥,緑 慎也


マリー・アントワネット 下 (角川文庫)マリー・アントワネット 下 (角川文庫)感想
上巻とは違うマリーアントワネットの姿が描かれていて、彼女は危機に陥って初めて頭を使い、自分が何者なのか、果たすべき義務はなんだったのかを自覚したのだなあと思った。他方、ルイ16世は最初から最後まで優柔不断だったんだなあという印象(それが彼の最後を立派に見せたのかもしれないが)。 フランス革命の事実と背景について知るのであれば安達さんの『物語 フランス革命』を読んだ方がいいかもしれないが、歴史小説であるということを割り切れば、本書は人間の描写(や評価)を細かくしていて面白い。
読了日:04月10日 著者:シュテファン ツヴァイク


かんたん解説!! 1時間でわかる 太陽光発電ビジネス入門 (NextPublishing)かんたん解説!! 1時間でわかる 太陽光発電ビジネス入門 (NextPublishing)
読了日:04月10日 著者:江田 健二

 


マリー・アントワネット 上 (角川文庫)マリー・アントワネット 上 (角川文庫)感想
「読ませる」文章で、それなりのページ数あったがあっという間に読んでしまった。平凡な人が非凡な立場になって、歴史に呑み込まれていく様子を綴っている。これまで読んだフランス革命の本と異なり、これでもかと言うくらいルイ16世と王妃(マリーアントワネット)を批判していることがこの本の特徴という印象。こんなにも勉強と読書と考えることが嫌いで、浅はかな人がいるのか…と思わされた。そりゃ、彼女を標的にして革命も起こりますわ…。
読了日:04月09日 著者:シュテファン ツヴァイク


人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病感想
下巻では主に現代の人類(つまり私たち)が悩まされるミスマッチ病について説明している。ミスマッチ病は、人類の進化以上のスピードで環境が変わってしまったこと、またそれへの適応とそれによって失うものをトレードオフした結果出来上がったものだと理解できた。例えば、あれだけ痛い思いをした親知らずもまさにミスマッチ病の一つであり、なんで進化の過程で無くならなかったのかと思っていたけどこの本を読んだら「むしろ、親知らずを不要にしたのは我々の方だったのか」と言うことに気付かされた。
読了日:04月06日 著者:ダニエル・E・ リーバーマン


EXTREME TEAMS(エクストリーム・チームズ)--- アップル、グーグルに続く次世代最先端企業の成功の秘訣EXTREME TEAMS(エクストリーム・チームズ)--- アップル、グーグルに続く次世代最先端企業の成功の秘訣感想
それぞれの組織にあったチームを作り、全体最適を目指していることがわかった。だから、素晴らしいチーム同士比べると全く逆のことをしているケースもある。これを真似ればすぐ良いチームになる、みたいな特効薬はなく、採用から、評価までしっかりリソースを投入してこそ良き企業文化が生まれるのだと感じた。
読了日:04月01日 著者:ロバート・ブルース・ショー

読書メーター