2022年9月の読書録
台風が過ぎ去ってから、急に秋らしさが増した気がする。
朝晩は涼しいし、昼間も日差しは感じるものの、真夏のうだるような暑さは感じられない。虫の鳴き声も聞こえるし、いよいよ夏が終わるのだなあと感じる。
さて、そんな季節の変わり目、見事に体調を崩した。といっても、新型コロナや風邪ではなく、逆流性食道炎を患ってしまった。おかげで、9月は前半を中心に体調が芳しくなく、読書よりも軽い運動や休息に時間を割いたのだった。
腹八分目を心掛け、お酒や炭酸飲料(ビール含む)、辛いものや、すっぱいものはなるべく控え、食べすぎたなと思ったら肉を控えて野菜をお目に摂取するなどした。結果、お酒の量が減ったからか、体が軽いと感じる日が増えた気がする。まあ、体調が回復して食欲が戻ったので、体重は増加しているのだが。
さて、そんな9月の読書録は以下のとおり。
9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:744
ナイス数:46
インストール (河出文庫)の感想
Kindle Unlimitedで、『憤死』に続いて読了。ちょっと狂気が入り混じった感じの登場人物が、普遍的な言葉で描写されていて、すごいなあと思った。個人的に、狂気具合は『憤死』の方がわかりやすくて好きです。
読了日:09月11日 著者:綿矢 りさ
北欧こじらせ日記の感想
インスタでいつも投稿を拝見しているチカさんの、フィンランドオタクになるまでと、寿司職人を目指すまでの経緯がまとまっている。フィンランドではないが、自分もチカさんのようにのめり込む国があるので、共感度高い。そして、何よりイラストが素朴で可愛くて、こんな世界観で生きたい!と思わせるようなほっこりした雰囲気の本なのがよかった。ちなみに、ほっこりしてるけどチカさん、お仕事や恋愛ではなかなかハードな経験もなさったことがあるようで…ますます筆者を応援したくなり、私もちょっとフィンランド興味湧いたなと思った。
読了日:09月19日 著者:週末北欧部chika
センスは知識からはじまるの感想
論理的説明の部分を念入りに読んだ。家族にデザイナーがいるので「なんだかんだ才能の違い」と思う部分も引き続きある。けれど、例えば宣伝する商品の、根源的な部分(由来、素材)、消費者が抱くイメージ、さらには書体の歴史などの知識を総動員するというのは、私でもできそうだし、努力できそうだと思った。「私センスがないから〜」っていうのは、センスの磨き方を知らないか、知識を身につけることを怠っていることの表明になるだけだと思って、精進しよう。
読了日:09月25日 著者:水野 学
医師がすすめる 太らず 病気にならない 毎日ルーティンの感想
食物繊維を多めに摂って、動物性タンパク質を控える(ゼロにするのではない)が内臓に負担をかけないのだなということがわかった。最後の部分にあったけど、私は矯正を機にお菓子を食べなくなってから、お菓子を食べると物によっては「甘すぎてまずい」と思うようになったので、生活を変えると、体が求めるものも変わるというのは同感。朝起きてのレモン水、私は冷たい水は腸に良くないと聞いたことがあるので、これは見方によっていいもの悪いものが変わるのかなあと思い、レモンはありだけど冷水はなしかなあと思った。
読了日:09月26日 著者:石黒 成治
それから、読書メーターでは記録できなかったが、はてなブログを通じて知った以下の本も読んだ。
あさのますみ『逝ってしまった君へ』
— 蜂蜜綠茶🍯🍵 (@83greentea) 2022年9月20日
筆者の解釈だけど、鬱病の症状で「発作的に自殺してしまった」という文章を見て、この病気はもっと重く認識される方がいいのではと思った。筆者も自分で指摘していたけど、亡くなった人に対して、こちらが勝手な解釈を乗せてしまうって危険。肝に銘じたい。
【読書録】北欧こじらせ日記
最近インスタで、チカさんというフィンランド大好きな方をフォローしている。
私は北欧に行ったことはないのだが、個人的に1つだけ、のめりこむように好きな国があるので、チカさんのオタクぶりに共感できるところがある。そしてなにより、イラストが素朴で可愛いため、フォローして以降、更新される都度、投稿を拝見している。
そんなチカさんの、フィンランドオタクになるまでと、寿司職人を目指すまでの経緯がまとまっている本をKindle Unlimitedで見つけた。ここまで読んで「寿司職人!?」と思った人は、この本かチカさんのインスタを見ましょう。
北欧こじらせ日記 | 週末北欧部chika |本 | 通販 | Amazon
インスタ同様、とにかくイラストが素朴で可愛くて、こんな世界観で生きたい!と思わせるようなほっこりした雰囲気があふれる本だった。ちなみに、ほっこりしてるけどチカさん、お仕事や恋愛ではなかなかハードな経験もなさったことがあるようで…ますます筆者を応援したくなった。
なお、この本の中で、チカさんおすすめのフィンランド音楽(全てSpotifyで聞くことが可能)が紹介されているので、そのページ以降は、おすすめ音楽を聴きながら本を読んだ。例えば以下。これで、シナモンロールがあったら完ぺきだったのかなあ。
また、イラストが好きすぎて、読了後、LINEスタンプまでかってしまった。私はちょうど逆流性食道炎療養中なので、「胃が弱い」とかすごく使えそう...。
インスタでフォローしているチカさんの、フィンランドオタクになるまでと、寿司職人を目指すまでの経緯がまとまっている。自分もチカさんのような〇〇オタク気質ありなので、共感度高い。そしてイラストが素朴で可愛い。
— 蜂蜜綠茶🍯🍵 (@83greentea) 2022年9月19日
北欧こじらせ日記 / 週末北欧部chika #読書メーター https://t.co/cspXw7lRUG
読書録メインのブログに変更します。
この度は、掲題のとおり、ブログの方針を少し変更しようと思い、そのご報告をいたします。
このブログ、当初は調べものや読書をして、これは忘れたくないな、と思ったことをメモのようにまとめて残す場所として作成しました。
ただ、最近、あまりに読書の割合が高くなったことから、読書録メインのブログに変更しようと思います。また、当初のコンセプトにあった「調べもの」については、引き続きしてはいるのですが、仕事の内容が少し変わって、調べものの性質というか、賞味期限というか、スピード感が変わってしまったこともあり、ブログに残すには少し相性が悪いなと思ったこともひとつです。
そんなわけで、タイトルも、読書録色を前面に押し出したタイトルにいたしました。ちなみに、
看書=読書
便條=メモ
という意味です。
ちなみに、度々こちらのブログでも引用していますが、ツイッターと読書メーターは相変わらず平常運転でやっていますので、こちらもよければフォローいただけると嬉しいです。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— 蜂蜜綠茶🍯🍵 (@83greentea) 2022年3月1日
【まとめ】2022年各月の読書録 - 今日こそは勉強しよう。https://t.co/TwgErAecq5
今後ともよろしくお願いいたします。
2022年8月の読書録
8月は夏休みということもあり、7月に比べると多くの本、とくに夏っぽい本を中心に読んだ。『向日葵の咲かない夏』や『深夜特急』は蒸し暑い夏を連想しながら読むのが楽しかった。
それから、8月はキャンプにも行ったので、ここで本を2冊一気読みした。曇天だし、日焼け止めも塗って、アームカバーもつけているし大丈夫だろうと思って、油断して読書に没頭したら、読了後、手の甲が見事に日焼けしていたのだった。
8月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2250
ナイス数:127
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)の感想
そう来たかーという設定あり。主人公同様、私も誰が犯人なんだろうって振り回されてしまった。物事をひとまとめにせず、あえて要素ごとに分解してみるって大切なのかも、と思った。
読了日:08月04日 著者:道尾 秀介
泣きたい夜の甘味処の感想
ほっこりする…と思ったのは自分の心が割と元気な時に読んだからかも?何かに迷っている時に読むと、支えられる気持ちになるのかな。どのおやつも美味しそう。
読了日:08月05日 著者:中山 有香里
夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)の感想
「ここ」では生きられないと感じている人と、「ここ」で生きる人の物語。どちらが正解というわけではなく、どちらの場合も(読者から見ると)不幸に見えることも幸福に見えることもある。ここから出ていこうとする衝動を抑えたり、鼓舞したり、逆にここに留まろうとする執着を手放したり…主人公と同じパターンの人は少ないと思うけど、「ここ」に対する思いが主人公と同じ…という人はいるのでは。
読了日:08月09日 著者:町田 そのこ
星の子 (朝日文庫)の感想
夏っぽく、今世間を騒がせている新興宗教も絡むので読んで見た。自分の病気をきっかけに親が入信、それが宗教なんて思うことなく主人公は成長するが、その家族の心配をするおじさん、家族に耐えられず失踪した姉、そんな家族から距離を置こうとする主人公の友人や先生たちなどが登場する。信者と、それが新興宗教であるとわかっている周りの人の狭間で、戸惑う主人公の描写がリアル。最後のところは、解説にも書いてあったけど、主人公一家が、家族としては崩壊していないのに、社会からは排除される生暖かい存在ぽいなあと感じた。
読了日:08月10日 著者:今村夏子
むりなく、むだなく、きげんよく 食と暮らしの88話 茶呑みめしの感想
女子会のお酒の出し方、つまみの出し方が一番面白かった。薬味多目がポイント。
読了日:08月16日 著者:大原 千鶴
【旧版】深夜特急1 ー 香港・マカオ (新潮文庫)の感想
旅に出たくなる。カジノの観察ってなかなかないので面白かった。負けを取り戻すためについつい賭け続けてしまう心理が生々しく書いてあって面白かった。
読了日:08月19日 著者:沢木 耕太郎
憤死 (河出文庫)の感想
ちょっとゾクっとする、不思議だけど現実的な話。「憤死」が個人的には一番面白かった。本気で怒って、自分の命に八つ当たりして、そのおまけで死んでしまうのが憤死。ある意味、怒りの才能がないとできない技。
読了日:08月25日 著者:綿矢 りさ
大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)の感想
端的に言うと、ゴリマッチョなオカマバーのママが、ジム仲間の悩みを解決していく…と言うのが基本ジム仲間目線で描かれているストーリー。こう書くと、現実離れしてる感じがするけど「悩み」の内容はやけにリアル。歯医者さんの話が一番好きだった。カクテル言葉がメッセージって言うのは、別のバー絡みの漫画でも見た気がするけど、花言葉より親しみが湧く(花より団子ならぬ、花より酒な人間だからか…?)
読了日:08月25日 著者:森沢 明夫
読書メーター
2022年7月の読書録
7月下旬に感染(発症)し、そのまま月末まで、まる10日間家から出ない生活をした。
基本的に家よりも外にいるのが好きで、読書も電車などでするタイプの人間であるため、療養期間の読書ペースは鈍化。というか、療養期間の前半は、体調が悪すぎて活字を追うことすらできなかった。症状がガッツリ出てしまっているときは、読書よりも回復にエネルギーを注いだ方がいいですしね。
といいつつ、ほぼ元気になった療養期間の後半も、本を1冊しか読まなかったのだけど。かわりに料理動画とか、友人おすすめのアニメ(普段全く見ない)を一気見したりして7月が終了した。
7月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1699
ナイス数:36
頭がよくなる思考術の感想
読む前は胡散臭い本かなと思ったけど、読んでみると鋭い言葉遣いで的確なことを言っていて、読んでよかったと思った。所々に「それは愛である」というものが出てくるのはキリスト教圏で生活した人だからなのかなと思ったけど、それ以外の部分は概ね同感。本を読むよう強制するつもりはないけど、本を読まない人は、他人の意見を理解し、受け入れ、吸収する練習をどこでしているのだろう、というのは言い得て妙だった。 言葉が難しいかもしれないけど、勉強の意味が見出せていない小中学生とかが読むと、少し視界がクリアになるのでは。
読了日:07月01日 著者:白取 春彦
結婚願望 (角川文庫)の感想
時代は少し違うけど、本書執筆時の筆者と今の自分の年齢が近いので「わかるー!」っていうことが多かった。わたしは恋愛体質ではないけど、典型的な「周りが結婚してるからするんじゃない?」って思ってた人間。結婚したいって思う気持ちに向き合う事で、逆に「結婚せずに生きる覚悟」を決めている本。確かに、恋愛はプライベートなのに結婚はパブリックで不思議だなあと思うし、紙ペラ一枚書くだけで、責任も発生するってすごい。ちなみに私の中でそれは「社会的契約締結」だと思っているけど、本書ではもっとシンプルに結婚とは何かを考えている。
読了日:07月02日 著者:山本 文緒
ボーイミーツガールの極端なものの感想
多肉植物を横串に刺しながら、極端に見えるような他者との関係(恋愛含む)が主人公を変えて綴られている短編集。特に恋愛については「多様な恋愛」ときくと同性愛を連想してしまいがちだけど、性別だけでなくて、年齢やポリシーが多様だって含まれるわけで、歳の差がある恋愛や、愛人も丸ごと受け入れる恋愛、プラトニックラブなんかも書かれていた。「どんな恋愛をするか」は自由に選べたっていいし、その上で片想いだったり、うまくいかなかったりで苦しむなら、それはそれで納得できるものなのかもなと思った。
読了日:07月04日 著者:山崎ナオコーラ
ファースト・プライオリティー (角川文庫)の感想
何か深いメッセージがあるわけではないが、いろんなこだわりや執着、人生があるよね〜と思う本。詰んでる人の話が多いのでいい気分よりはちょい暗い気分になるけど、暇つぶしに読むのにちょうどいいボリューム。
読了日:07月14日 著者:山本 文緒
モテとか愛され以外の恋愛のすべて (文庫ぎんが堂)の感想
恋バナの深淵を覗くとコミュニケーションやら人間関係やら、意外と対人関係全般に言えちゃうような気づきがあって、面白かった。「柿の種の動的平衡」などキラーワード創造力に笑いました。そんなワード精製能力はないものの、共感するような内容も多かった。恋愛じゃないけど、一人焼肉ランチしてるところを会社の上司(特に男)には見られたくないって思ったことありますわ。あと、「謝罪」は納得できる謝罪をされて初めて、自分が本当は何を不満に思っていたかわかる、というのは言い得て妙だと思った。
読了日:07月16日 著者:桃山 商事
局アナ 安住紳一郎の感想
いまから15年ほど前の安住さんが書かれた本。読み上げるような文章が書かれていて、さすがアナウンサー。安住アナは陽か陰で無理やり二分するとしたら、淡々とした話し方に引っ張られるためか後者だと勝手に思っているのだけど、その中にふふっと笑える話があって不思議。局アナって日本独特の存在なんだなと思った(商社みたい)。
読了日:07月17日 著者:安住 紳一郎
森崎書店の日々 (小学館文庫)の感想
本好きな人におすすめ。本が人を救うみたいな話ではないのだけど、古本の聖地で主人公とその周りの人が少しずつ変わったり、救われたりする話。神保町、カレーと古本の店ってイメージだけど、古本目当てで行ったことはあまりないな〜、今度行ってみたいなと思った。普段Kindle利用だけど、前の読み手の跡が残った本を見るのも面白そうだなあと思えた。
読了日:07月18日 著者:八木沢 里志
刑務官が明かす死刑の話 (BAMBOO ESSAY SELECTION)の感想
想像以上に厳しい書類審査と、自殺防止とストレス軽減があっての執行なんだなと知った。ニュースではほいっと流れて終わりだけど…。
読了日:07月28日 著者:一之瀬 はち
読書メーター
新型コロナに感染して、療養(10日)の間、回復したら読書でも…とか思ったけど、体を治すのに精一杯で活字を追う気力すら湧かなかったのであった。なんなら今日も、10日ぶりのお外、スーパー行くだけですでに疲れている。おそろしい🦠
— 蜂蜜綠茶🍯🍵 (@83greentea) 2022年7月30日
2022年6月の読書録
先月よりも読書モチベーションが回復したので、通勤電車の時間を中心に小説を読んだ。怖いもの見たさで、少し込み入った人間関係の小説を読みがちだった印象。
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1225
ナイス数:31
ミスキャスト (講談社文庫)の感想
クソみたいな不倫男の、自惚れ満載な小説。これを買いたのが女性作家さんっていうのがすごいな…。不倫してる人ってこんなこと考えてるんかなと、なんかある意味新鮮な本だった…。
読了日:06月19日 著者:林 真理子
くまのむちゃうま日記 つくるか…オリジナルむちゃうま手帖付き特装版(1) (講談社キャラクターズA)の感想
ちいかわとかモグラコロッケは、ナガノさんのぶっ飛んだ発想を垣間見る作品、という感じだけど、こちらはナガノさんの嗜好全開でまた少し違っていて、それもそれで好き。コロナ禍にTwitterで投稿されていた作品が多めなのかな?自炊→時短料理・出前→自炊せず、になっていくのが面白かった。インパラたちの登場回かも。
読了日:06月22日 著者:ナガノ
ひそやかな花園 (講談社文庫)の感想
登場人物が、それぞれ全く違う悩みを抱えつつ、出生の事情を知り、受け入れる物語。それぞれの悩みは、なかなか打ち明けられなかったり、言語化できなかったりするもので、それ故に「共通の出生の事情」をいろいろな視点で見ることができるなあと感じた。さーちゃん、自分は悪くないのにいじめられていた過去があるから、成長しても、他人のせいにするクセが抜けなくて、わたしは苦手な子だなと思いつつも、なりたくてこうなったわけじゃないんだよなと、なんとも言えない苦い気持ちになった。
読了日:06月23日 著者:角田 光代
オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解の感想
壮絶な育児記録だった。家庭が辛いとかそういう次元でなく、既存の制度や、その制度の中で生きるマジョリティからの意見も「辛い」状況で、李さんはどれだけの苦労をしたのだろう…と思った。ギフテッドの息子と、既存の教育制度の板挟みにあって、それでもなんとか状況を打開しようとする母の姿に、尊敬の念を抱いたし、手記を通じて戒厳令下の台湾における、管理主義的な側面も理解することができた。現代の日本も台湾も、まだルールや「伝統」を重んじすぎてネガティブな状況を生み出すことはあるけどね。
読了日:06月26日 著者:近藤 弥生子
2022年5月の読書録
5月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:414
ナイス数:21
パッとしない子の感想
気づかぬところで自分も「佐藤先生」と同じことを実はしてるんじゃないかって思ってゾクっとした。佐藤先生の発言に腹が立つのに、憎みきれないのはそのせいか。
読了日:05月02日 著者:辻村深月
べらぼうくんの感想
何度読んでも面白い。無職の才能、独りよがりは、燃料となるけれど燃やし尽くさないと次のステップに進めないというのは言い得て妙だった。こういう、言葉にしにくい考えとか感覚を、文字に起こしちゃうところが万城目さんの凄さであり、ついつい引き込まれてしまうところでもあります。
読了日:05月21日 著者:万城目 学
メンタル強め美女白川さん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
「ぶりっこ」強し。ぶりっこって言うとアレだけど、自分の機嫌を自分で取っているし、芯が強い。僻みや妬みにも負けない。私は彼女に比べれば豆腐メンタルだけど笑
読了日:05月29日 著者:獅子
読書メーター