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2021年11月の読書録

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ついに2021年の秋もおわり、師走に突入。1年たつのが早すぎる。

11月は新型コロナの感染者数が、国内については低水準が続いていたこともあり、だいぶ生活がビフォアコロナに近づいてきた感覚。そのため、幸か不幸か、在宅勤務の日数も減らされ、通勤時間を活用した読書タイムが増加した(ただ、時間は増えても体力はそがれたので読書量は増えたわけではない)。

今月の読書状況と所感

11月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2925
ナイス数:50

所感としては、通勤時間など読書できそうな時間はあったものの、意外と読んだ冊数は少な目だった印象。また、読んだ本のラインナップをみると、仕事目的で読んだものはほぼ皆無であり、むしろ仕事のことを忘れるための読書だったといっても過言ではない。今月はあまり気乗りしない業務が続き、読書や軽い運動が精神安定剤となっていた。

今月の読書メモ一覧

愛の論理学 (角川新書)愛の論理学 (角川新書)感想
愛について他面的に見たお話。名誉殺人や国境なき医師団などの活動、さらには新生児の延命措置(児童以上に親の意向なしには治療ができない状況)、ペットの避妊手術など…タイトルから予想つかないくらい多くの視点から、さまざまな愛の形を考えさせられた。恋の麻薬作用が切れた瞬間から本当の愛がスタートするとか、その延長で「愛は意志によるものである」とか(だから境界で夫婦は愛を「自ら誓う」のかあ…など)、この本読んでやっとこ意味がわかったなという感じ。
読了日:11月27日 著者:高橋 昌一郎


みちのく民話まんだら―民話のなかの女たちみちのく民話まんだら―民話のなかの女たち感想
姥捨山、鯉嫁さん、屁ったれ嫁さんが個人的には面白かったなあ〜。みちのくと言いつつ、どこかで聞いたことのある話の〇〇バージョンみたいな話も結構あって、みちのく(いまの東北地方の一部)だとこう語られるのかあと思った。たぶん展開や出てくる動物は違っても、示唆するものは近いのかな?時間軸は色々で、かなり昔かなと思うものもあれば比較的最近(といっても戦時中)のものもあった。
読了日:11月26日 著者:小野 和子


街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)感想
昨今のメディアに対するモヤモヤの根源はどこなのか…ということが少しクリアになるとともに、実はメディアという名前を冠していないだけでメディアとおんなじことを我々も私生活でやらかしているのではと反省させられる。個人的には、本棚にそこまで意味付けしなくてもいいかなとは思った。このアプリ然り、電子であっても本棚はあって、自分が読んだ本や読もうとしている本を他人に見せることはできるわけで笑。
読了日:11月22日 著者:内田 樹


生理用品の社会史 (角川ソフィア文庫)生理用品の社会史 (角川ソフィア文庫)感想
生理用品を使っている人が読んでも「そうなのか!」と思う本。個人的には前半の戦前〜紙ナプキンの誕生までの部分がとても興味深かった。法律とか会社の制度はもちろんだが、女性の社会進出に生理用品は欠かせない。また、経血や月経に過剰な意味づけは必要か?と言う観点が新鮮だった。自分は布ナプキン使ったことがないので議論に参加する資格はないが、筆者が指摘する通り、布と紙を二項対立にする必要はなく、各自が体調や経血量、活動に合ったものを使うのがベストであり、そのための十分な選択肢が用意されることこそ大事なのでは、と思う。
読了日:11月21日 著者:田中 ひかる

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怪談 (光文社古典新訳文庫)怪談 (光文社古典新訳文庫)感想
耳なし芳一や雪女は漫画とか、小泉八雲集か何かでも読んだことがあったけれど、虫についてのエッセイは初めて読んだ。蝶と蟻を、そんなふうに見たことなかったなあ。言われてみると蟻の社会は無駄がないのかもしれない…。リソースと投資先の「選択と集中」が行われ、大量の労働者(雌蟻)がせっせとリソースを集め、雄蟻は子孫さえ残せればその後はすぐ死んでしまう…悪くないかもしれないけど人間社会に慣れた自分にとってはすんなりは受け入れられない、ちょっと怖い社会だなと思った。読了日:11月21日 著者:ラフカディオ ハーン


寝ながら学べる構造主義 (文春新書)寝ながら学べる構造主義 (文春新書)感想
最初は「うーん🙄」って感じだったけど読み進めるにつれこの本がいかに難解な原点の要点を噛み砕いて説明してくれているかがわかった。私たちは自らいろいろなことを創造したり表現したりしているようで、結局母国語の枠組みの中でしか実は行動していない、運命とはまた別に「なるべくしてそうなっている」状態や行動があると言うことが理解できた。レヴィストロースの研究は、ちょうど文人の知り合いが多いのでよく聞くのだけど、彼女たちはこういうことを勉強していたのかあ…と遅ればせながら理解して尊敬した。
読了日:11月17日 著者:内田 樹

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化物蠟燭化物蠟燭感想
秋の夜長に読むのにぴったり。端的に言うと「世にも奇妙な物語」お江戸版みたいな感じなのだが、オチも様々でどれも読んでいて飽きない。怪談とはまた違う、怖いだけでは終わらないお話たち。「幼なじみ」はゾッとするポイントが分からなかったけど、それ以外は「そう言う展開か〜!」とか、ちょっとほっこりする話とかあって、おもしろかった。
読了日:11月12日 著者:木内 昇

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「がんになって良かった」と言いたい「がんになって良かった」と言いたい感想
Twitterとブログを拝見していたので、後半の内容は既に知っている物だったけど、最初に病気になってから、白血病を発症し、その後再発と移植を繰り返していたことはきちんと理解できておらず、自分が筆者の立場だったら耐えられないかもしれない…と思いながら読んだ。シャープな物言いをする方ゆえにアンチも多かったようだけれども(あと、報道の仕方とかも一因)、それはきっと筆者が所謂「病人」ぽくなくバイタリティとユーモア溢れる人だったからなんじゃないかなあと個人的に思っている。安らかにお眠りください。
読了日:11月06日 著者:山口雄也+木内岳志

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怠けてるのではなく、充電中です。 昨日も今日も無気力なあなたのための心の充電法怠けてるのではなく、充電中です。 昨日も今日も無気力なあなたのための心の充電法感想
親友のうち一人がまさにこの本に書いてあるような人で(社交的でおうちにいる時間は短いのだけど、鬱の経験があって気分の波が激しい)彼女はこんなこと考えているのかなあと思いながら読んだ。自分も落ち込んだりすることはあるのだけど、メンタルよりは体にくるタイプなので、この本にあるような落ち込みとかってなかなか感じたことなかったなあ…。勉強になった。
読了日:11月04日 著者:ダンシングスネイル


台湾とは何か (ちくま新書)台湾とは何か (ちくま新書)感想
台湾だけでなく「中華民国」という今日では虚構でありながらも両岸関係を現状維持するために使われている概念についても説明している本。台湾人のアイデンテティと、国家としては台湾は何であるか、さらには両岸関係は現実どうしたいかという問題は、相互に深く関わるが「台湾人なら台湾であり独立希望…」と単純には整理できない。複数の問題がパラレルに存在しているのが台湾のアイデンテティ問題であり、おそらく表面的な日台交流だけでは理解が及ばない部分。この点含めて台湾とは何か、日本人としての見方も含めつつ整理していてわかりやすい。
読了日:11月03日 著者:野嶋 剛


今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ感想
パワーストーンの話が面白かった。パワーストーン(石じゃなくてもいい、お守りとか、ラッキーアイテムとか)に本当に力があるかどうかは別としても、それをみたときに、それを手に入れた時の自分の決意とか気持ちとか目標が思い出されることによって、「ああ、自分これを頑張ろうって思ってたんだ」とか「これが欲しいんだ」って再認識できることが大切なんだと。ラッキーアイテムは、幸運を連れてきてくれるのではなく、なりたい自分を想起させてくれてくれるものであり、自分を幸運な方向に向き合わせてくれるものなのかもしれない。
読了日:11月01日 著者:夏生 さえり

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