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2021年10月の読書録

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ついに第3四半期が終わってしまいました(会計年度では第2四半期)。気付いたらすっかり秋になり、半袖を着る機会もなくなりました。もはや寒い日にはセーターを着る勢いで、1年の終わりが近づきつつあることをひしひしと感じます。

さて、そんな10月ですが、ひと月前に読んだ『読書について』に影響され、やや古めの本を大目に読みました(数にしたら3冊だけど、割合にしたら2割)。具体的には、『死刑囚最後の日』、『故郷/阿Q正伝』、『オイディプス王』。

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他のジャンルを否定するつもりはないですが、やはり名作と言われる(あるいは著者名が後世に残る)だけあって、内容も書きぶりも印象的でした。あと、こういう名作って全体的にうさんくささとか自己顕示が少なくて個人的に余計な感情を抱かずに読めるので、精神的に楽です。

そんな3冊も含めた、10月の読書録は以下のとおり。長めの読書感想文と、短めの読書録があります。

読書感想文(ブログ記事)

筆者の読書感想文(Twitterでおさまりきらないような量のもの)をまとめたもの。

mang2guo3.hatenablog.com

mang2guo3.hatenablog.com

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読書録(読書メーター

10月に読んだ本すべてのメモ。短めの感想付き。

10月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2851
ナイス数:47

幾千の夜、昨日の月 (角川文庫)幾千の夜、昨日の月 (角川文庫)感想
旅×夜がテーマのエッセイ。自分の思い出も振り返りたくなった。寝台列車と、旅先による到着する話はすごく共感できるなあ〜。
読了日:10月06日 著者:角田 光代
今日も一日きみを見てた今日も一日きみを見てた感想
私はまだBC(Before Cat)なので、こんな世界もあるのかと思いながら読んだ。そうはいっても、一匹の猫は全世界の猫になりうるって、猫好きの友人たちを見ていると確かにわかる気がする。
読了日:10月07日 著者:角田 光代
望遠ニッポン見聞録望遠ニッポン見聞録感想
ヤマザキマリさんのエッセイは以前にも読んだことがあるのだけど、毎回パワフルなイタリア人とブラジル人には驚かされる…。個人的には強い大和撫子の話が好き。日本だと女性に「逞しい」というのって褒め言葉なのか「女性らしくない」の暗示になるのか微妙なところがあるとは思っていたのだけど、それが100%褒め言葉になるなんて、なんて素敵な考え方をするのだデンマーク…。あと、経済的に自立してるとパートナーの経済力なんか気にしなくなって、居心地良さの重要度が高まるというのにはなんとなく同感。まあ、証明はできないんだけど笑
読了日:10月08日 著者:ヤマザキマリ
死刑囚最後の日 (光文社古典新訳文庫)死刑囚最後の日 (光文社古典新訳文庫)感想
死刑囚本人による記録かと思ったが、ユゴーの創作作品だったのか…と驚くくらい感情や狂いそうな気分が表現されている。解説も含めて死刑制度の是非について考えさせられる一冊。『死刑執行人サンソン』とはまた違った観点で、死刑執行維持の保守的な理由に疑問を投げかけていく。社会は、死刑囚を殺すことで、その家族も社会的に殺すことになっているのでは?というのは今までにない考えだったし、改めて人間が他の人間を罰してよい理由はどこにあるのだろうと考えされられた。
読了日:10月09日 著者:ヴィクトル ユゴー
オイディプス王 (古典新訳文庫)オイディプス王 (古典新訳文庫)感想
悲劇。オイディプス王ってあのスフィンクスのなぞなぞを解いた人なのか。悲劇に対する王の受け止めは書かれている通り。寧ろ、読者に見えるところでは落ち着き払っていた妃の狂いようは想像しかできないが、その温度感がまたおぞましい。
読了日:10月10日 著者:ソポクレス
忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK感想
ここ半年くらいで不調を感じることが一気に増えたので読んでみた。うすうす原因はわかっているのだが、原因を取り除くことが難しいので対処療法ではあるもののできることないかなと思い、本書を手にとった。まずは姿勢の改善と、あとはバナナ買って食べようかな。
読了日:10月10日 著者:原田 賢
男子観察録 (幻冬舎文庫)男子観察録 (幻冬舎文庫)感想
本題ではないのだけど、ヤマザキさんの貧乏イタリア生活が予想以上だったことと、漫画がヒットしてからの苦悩が描かれていたのが印象的だった。その時に、ヤマザキさんのメンタルや漫画作成を支えたのはこんな人だったんだなあ(皆様悉く癖が強い)と思いながら読んだ。
読了日:10月11日 著者:ヤマザキ マリ
Fabless: The Transformation of the Semiconductor IndustryFabless: The Transformation of the Semiconductor Industry感想
半導体産業の歴史を主に企業と企業が有した技術に焦点を当てて説明している。ファウンドリの登場により、ファブレスが登場、半導体産業への参入も容易になり、競争が激しくなった。ファウンドリは、リスクも必要な投資も大きい工場を持つことが市場参入に必須ではないようにさせたという点で意義が大きい。最終章では今後の見通しとして、いろんな人がIoTによる半導体産業拡大を指摘していたのだが、個人的には最近のトレンドはコロナ特需と米中摩擦(サプライチェーン安定化)なんじゃないかと思う。産業が本格的に政治に巻き込まれた感。
読了日:10月17日 著者:Daniel Nenni,Paul Mclellan
ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(2) (ワイドKC)ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(2) (ワイドKC)感想
1、2巻まとめ買い。ラッコのランカーさん、くりまんじゅう先輩、スーパーアルバイターのシーサーの話が個人的に好き。シーサーが「郎」の助手をやっていたのにはそんな過去があったのかと、なんかほんわかした気分になった。
読了日:10月17日 著者:ナガノ
故郷/阿Q正伝 (光文社古典新訳文庫)故郷/阿Q正伝 (光文社古典新訳文庫)感想
名作と聞きつつ『故郷』を国語の授業で読んだきりだったので、手に取った。暗い時代が文章に如実に現れてるなあという印象。文学に明るくない自分は、解説まで読んでやっとインプリケーションが理解できた。
読了日:10月23日 著者:魯迅
キリスト教 と 聖書 でたどる 世界の名画 ~愛、信仰、友情の物語 ~ (時空旅人別冊)キリスト教 と 聖書 でたどる 世界の名画 ~愛、信仰、友情の物語 ~ (時空旅人別冊)
読了日:10月23日 著者: 
「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY感想
お金の使い方(タイミング、用途など)によって幸福度は変わるという。昨今の若者はモノ消費よりもコト消費と聞くけど、実験ではそれは若者に限らず認められていることから、その傾向は今顕在化しているだけであって、実はこれまでもずっとそうだったのではと感じた。他人のためにお金を使うことも幸福度を上げるというけど、たしかに誕生日プレゼントとかお祝いの品を考えて買う時って、幸せな気分になる。
読了日:10月24日 著者:エリザベス・ダン,マイケル・ノートン
Newsweek (ニューズウィーク日本版)2021年9/21号[歴史で読み解く台湾情勢]Newsweek (ニューズウィーク日本版)2021年9/21号[歴史で読み解く台湾情勢]感想
台湾史を知らない人がとっかかりに読むのは良いかも。デジタル民主主義を目指す台湾と、デジタル権威主義に向かう中国の対比は面白かった。それ以外のところも読んだけど、事実と考察と憶測が混在していて、それを自分の頭で分類しつつ読む必要があるので(そういう使い方がいいかは別として)頭使う。
読了日:10月27日 著者: 
養老孟司の人生論養老孟司の人生論感想
「そういうもんだ」と思って思考停止にしていいものと、そうしないほうがいいものってあるなあと思いながら読んだ。普通を組み合わせていくと平均に近づくとは限らず、より美しくなることがあると言うのは面白い。統計とかやると、平均に近づくんじゃない?って気がするけど、普通のことの積み重ねで物事が良くなることってあるよね(三人寄れば文殊の知恵とか)。
読了日:10月31日 著者:養老孟司
独学大全公式副読本――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる独学大全公式副読本――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる感想
勉強方法どうしようと言うときに読む辞書みたいな本。学生時代にはわからなかったけど、有斐閣って勉強のとっかかりとして読むのによい本だよなあと再認識した。
読了日:10月31日 著者:読書猿

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