読書録~看書便條~

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【日記】どきどきの撮影会(歯医者)

ワクワクゼロのドキドキ

3カ月に一度、歯医者さんへ定期健診に行く。いまの歯医者さんには4年近くお世話になっている。最初の1年は虫歯や親知らずの抜歯でお世話になったが、ここ3年ほどは定期健診のみで、幸いなことに治療らしい治療はしていない。虫歯の治療や親知らずの抜歯の際は、毎回ドキドキの通院だが、定期健診であればもはや歯医者さんに行くこと自体にはさほど緊張しなくなった。

2021年3回目の定期健診は8月某日。今回の定期健診はめずらしく緊張した。というのも、8月の検診ではレントゲンをとって、いつもの検診ではチェックしにくい部分も検査しましょうとご提案いただいたからだ。

普段見えないところに病魔が潜んでいないか確認するのは大事なことなので、レントゲンをとること自体に異論はないが、普段見えないからこそ「もしデカい虫歯とかあったらどうしよう」と前日から緊張した。なんなら、検診当日は緊張で早く起きられた(前日すごい夜更かししたのに)。

いざ、撮影

余談だが、歯医者さんによってこのレントゲンにかかる手間と時間が異なるらしい。正確には、手間と時間がどのくらいかかるかは、設備によって変わるようだ。

学生時代にお世話になっていた別の歯科医院では、うちのマシーンは高性能なんで、撮影回数も点数も少なくて済むんですよ~と説明を受けた。1回写真をとると、それで3D画像までできる(?)らしく、歯に加えてあごや鼻まわり、それぞれの歯の中までよ~く見えるということだった。

現在お世話になっている歯医者さんでは、その3D機能というものはないようなので、あご全体の撮影と、各歯(4~5本まとめて写真を撮る)の写真をそれぞれ撮影する必要があるらしかった。各歯の写真を撮る際は、狙いを定めるためか、器具を口に加えて(撮影対象の歯の場所によって毎回位置を変える必要がある)撮影した。撮影回数10回、時間にして20分ほどかかったが、歯医者さんとアシスタントさんの連係プレーにより、撮影は滞りなく済んだ。

撮影室内には鏡がないので、自分の顔を見ずに済んだが、この器具を加えている自分はさぞかし滑稽だっただろうなあと思う。

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最初の撮影はこんなかんじ。このあと場所を変えて10枚撮影した。

検査結果のおしらせ

レントゲン撮影自体は、まったくどきどきしない。むしろ、口に加えた器具の位置がずれないよう、撮影位置がずれないように、なるべく動かないことを心掛けた。

いちばんドキドキしたのは、撮影した写真を見ながら診断結果を聞くときだ。歯医者に限らず、どこであっても緊張すると思うが、内科検診(胸部X線)の診断よりもはるかに緊張した。さらに厳密にいうと、告知そのものよりも、もし虫歯や要治療の歯があってまた痛い思いをすることになったらどうしよう…という先走った心配で冷汗が止まらなかった。ふりかえって思うが、本当に小心者。

撮影前に、過去に詰め物をした歯の中が虫歯になっていないかチェックするといわれていたので、この点をとにかく心配していた。実は、この歯医者さんに通い始めて最初に受けた治療が、つめものの中にできた虫歯の治療だった。幸い浅い虫歯だったのだが、治療を終えて新しい詰め物を詰めるときは肉体的にも経済的にも痛かったので(※)、できれば前轍はふみたくなかった。

※2回目の虫歯だったので、銀歯ではなくセラミックのつめものをはめた。セラミックの方が虫歯が再発しにくいらしいのだが、銀歯よりも費用が掛かる。セラミックの種類にもよるが、自分の場合は1本およそ7万円だった。ちなみに、同様の虫歯は合計2本あったので、2本ともセラミックにしたので、実際の費用は倍かかった。なお財源は夏のボーナス。

モニターに11枚の写真を並べられ、歯科医師の先生が腰を下ろす。まずこちらの写真からあごの骨の様子をみますと~と丁寧に説明してくれるが、私の頭の中は、詰め物の中が無事だったのかそうでないかで気が気でない。スマートウォッチをに目をやると、心拍数は75に上がっていた(安静時の65から上昇)。

たのむ、結論からおしえてくれ…!
要治療の歯があるのかないのか…。

とずっと頭の中で思いながら先生の話に「はい。そうなんですね。わかりました」と相槌を打ち続けた。そしていよいよ例の、過去にセラミックを詰め込んだ歯の写真の説明になった。

「虫歯があると、写真に黒く映るんですけど、どうやらなさそうですね。神経を取った歯も膿はないようですし、大丈夫でしょう」

と、11枚の写真を順々に見て先生が言った(素人目で見ても、たしかに黒い部分はなかった、ほっ)。これにてレントゲン撮影による検査は、文字通り「無事に」終了した。

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自分の口腔レントゲン写真を不思議な気持ちで見つめた(イメージ写真)。

歯磨きチェッククリーニング

レントゲンは終わったが、健診はこれで終わりではない。毎度お世話になっている歯科衛生士さんに、歯垢や着色をチェックしていただき、歯磨きの指導を受けた後、クリーニングをしていただく。歯磨き指導では、上の歯はちゃんと磨けているが、下の歯の生え際の磨きが甘いので、歯ブラシを少し傾けて磨くようにと指導いただいた。(筆者にとっては、今回の検診で一番大事なアドバイスだったので赤太字で書いておく。)

このときは、レントゲンも終わって「今日やること9割終わったわ…」という気分だったことと、洗浄中に目元に賭けられるタオルがいい匂いだったこともあり、半分寝ぼけながら、磨かれるがままになっていたら、あっという間に1時間過ぎてしまった(洗剤の名前を聞けばよかった)。ここは面白要素はないので文章は割愛。

ちなみに、私はこのクリーニングの最後の方で行われる、ゴム歯ブラシ(?)による表面磨き歯肉マッサージがとても好きである。自宅の普通の歯磨きではできないので、毎回これだけを楽しみに定期健診にいっているといっても差し支えない。今回も存分にみがいてもらったのち、最後にマッサージとフッ素をほどこしてもらい、検診は終了した。

おわりに

レントゲン撮影後のドキドキはしばらく味わいたくないので、次回の検診(といつやるかわからないレントゲン撮影)に心を静めて臨めるよう、引き続きしっかり歯磨きをしようと思った。