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2021年6月の読書録

1カ月たつの早すぎませんか…。

最近、毎日が飛ぶように過ぎていって、気付いたら天気も夏らしくなっていて…と不思議な感じがします。自分自身は何か力が飛躍しているわけではないのに笑

光のごとく過ぎる時間に若干焦りを感じつつ、先月の読書録まとめたいと思います。

 

概要

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2019
ナイス数:54

所感

6月は、①新型コロナ対策で電車に乗る機会が減ったこと、②嬉しいことに、週末友人や家族と過ごす時間が多かったこと、③仕事関連の本を読まなかったことから、読書ペースは落ちました。

③については、仕事が知識インプット期から、アウトプット期にはいったこともあります。アウトプット期は、本でじっくり知識を蓄えるよりも、分からない点をピンポイントで調べるこのんほうが増えるので、本よりもレポートとか新聞を読む機会の方が増えた気がします。あと1か月くらいはこの状態が続きそうですので、7月も仕事関連の読書は少な目になる予感がします。

続いて読んだ本ですが…5月に続いて万城目学さんの本が多めです。加えて、万城目さんが感銘を受けたという中島敦さんの本も読みあさりました。あさりましたと言っても、漢文調の文体なのでサクサクは読めず、読めない語句が出てくるたびにkindleで調べたため亀速度での読書でした笑

ちなみに、今月一番印象に残った本は、万城目学さんの『とっぴんぱらりの風太郎(文春文庫)です。「とっぴんぱらりのぷう」というのは、秋田県の中央・県南で昔話のおわりにつけるフレーズなんだとか(「めでたし、めでたし」に相当するのだろうか?)。

ちなみに、その言葉もふくめてこんな教養と示唆に富んだ口コミを投稿されてる方がいらっしゃいました(私もこれくらい考察できるようになりたい)。

2021年6月の読書録


サ道サ道感想
水風呂が主役だなんて考えたことなかったなあ…。 ちなみに、自宅以外の風呂で体調悪くなったときの焦燥感にはとても共感できた笑「ここで倒れたら色んな意味でダメだ」と思ってギリギリのところで意識と姿勢を保つんだよね…笑
読了日:06月30日 著者:タナカカツキ

 
とっぴんぱらりの風太郎 下 (文春文庫)とっぴんぱらりの風太郎 下 (文春文庫)感想
伊賀で忍びとして生きるよう育てられた忍び達が、それぞれに信念を持ってて最期まで生き抜く様子が描かれていた。結局、生き残ったのは百と、ひさご様から託された赤子だけだったのか…。死ぬ気がしなかった常世も蝉も、黒弓も戦の中で果ててしまうとは…万城目さんの他の作品にはないシリアスさだけど、果ててほしくないと思わせる個性的なキャラクターをこんなにも描ける万城目さんはさすがだなと思った。そして、他の方も感想に書いているけれど、これは「プリンセス・トヨトミ」を読まなければと思わされますね。
読了日:06月30日 著者:万城目 学

 
とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫)とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫)感想
風太郎と同じく因心居士の指示に対して「なんでこんなことを?」と思いつつ読み進めた。徳川vs豊臣と、現代人には戦の結果がみえている気がするのだが、果たしてどうなるのか? 全体的に「上が何を考えているのかよくわからない」感じがあって、読み手も風太郎と同じく混乱しながら読めるのが面白い。
読了日:06月26日 著者:万城目 学

 
99.9%は幸せの素人99.9%は幸せの素人感想
タイトルは筆者も言う通り「惹きつけるため」にこの内容にしているが、内容は思った以上にアカデミックな根拠に基づいていた(個人的には根性論とかただのメソッド紹介より、学術的な裏付けをきちんと示してくれる本が好き)。 付随のワークで自分の好きなこと、やりたいこと、私っていつ幸福感感じるんだっけ?といったことを久々にアップデートできた。
読了日:06月16日 著者:星 渉,前野 隆司

 
環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄――環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄――
読了日:06月12日 著者:中島 敦
虎狩虎狩
読了日:06月12日 著者:中島 敦

 

 
オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学感想
台湾政府の意思決定は柔軟ゆえに迅速、時には朝令暮改も当たり前、というのが印象的だった。初志貫徹も悪くないが、最終的な目的のためにより良い方法を探して実行していく、間違えたらちょっと寄り道しちゃったと思えばいい…という感覚。朝令暮改が批判されがちな日本は真似できるか…?と一国民としての自分に問いかけたくなった。 唐鳳さんの著書ではデジタルに強く焦点が当たっていたが、こちらの本は政務委員として、政府や国民、教育などにも幅広く触れている気がした。
読了日:06月11日 著者:早川 友久

 
悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記―悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記―感想
悟浄出世』の頭でっかちな沙悟浄とは少し異なり、冷静に三蔵法師一行(主に孫悟空)を分析した沙悟浄の手記…という設定。頭でっかちを脱したのは、三人に出会ったからなのかなと思ったり。沙悟浄孫悟空って真逆なタイプって思っていたけど、冷静に分析して尊敬すべき点を見出しているのがさすが沙悟浄…と思った。
読了日:06月07日 著者:中島 敦

 
悟浄出世 (青空文庫POD)悟浄出世 (青空文庫POD)感想
万城目学さんの『悟浄出立』を読み、元ネタを読んでみようと思い手に取った。沙悟浄は人か妖怪で言えば妖怪なのだが、(噛み砕いていうと)生活習慣の変容でたまたま珍しい病にかかり、人間のようにあれこれ思惑してしまう癖に苦しむようになったという。悩める姿が人間のよう。本題と関係ないけど、沙悟浄玄奘と出会う時、実は河童ではなく人間の姿になったらしいことが記載されていて(これは万城目さんも指摘していた)絵本とかでよくみるあの沙悟浄像はなぜあんなにも河童感が強いのだろう?と気になった。
読了日:06月05日 著者:中島 敦


悟浄出立 (新潮文庫)悟浄出立 (新潮文庫)感想
いつもの万城目さんとは違う作風ながら、語彙が豊富なところはやっぱり万城目さんだあと思いながら読んだ。沙悟浄の話も、荊軻の話も面白かった。後者は、最後に司馬遷の話のところで登場するのが面白いと同時に、政の世界で「悪」とされたものが実は民主にとっては「善」と捉えられるという歪みがあること、法の下で動く故の過ちなどなど、楽しく読みつつ考えさせられることも多かった。大元の中島敦さんの話も読んでみたくなった。
読了日:06月04日 著者:万城目 学

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