読書録~看書便條~

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電力まわりの用語と単位

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再生可能エネルギー(以下、再エネ)のことを調べていたら、似ているが意味は全く異なる単語やら、初めて見る単位やら、新しいワードとの出会いが多かったので、まとめてみようと思います。

日本語なのにわからない言葉多すぎて、我ながら苦笑でした。

 

設備容量:設備のキャパのこと。

発電量 :実際に発電した量。発電携帯によっては、効率の良し悪しによって、設備容量=発電量とならないこともある。

ちなみに設備容量のことはcapacity、発電量はenergyって言ったりするようだ(予想以上にシンプルな表現)。

https://ghblp.org/wp-content/uploads/2018/12/capacity-and-energy.pdf

 

定格容量:単位はkVAやkW。理論上発電できる電気のこと。ただし、電気には働かない電気があり、定格容量の何割かしか発電できない。この実際に発電できる仕事量を定格出力(kW)という。つまり、定格容量≧定格出力

 

CO2eq:Gas Emission in CO2 equivalentの略。二酸化炭素換算値。温室効果ガスの排出量を地球温暖化係数(GWP)を用いて CO2相当量に換算した値。例えば100万t CO2eqは、二酸化炭素100万トン相当ということになる。

地球温暖化係数(GWP)二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字。ガスによって温室効果には差異がある(という大前提を、調べるまで知らなかった)。例えば、二酸化炭素に比べメタンは25倍温暖化する能力がある。1t のメタンが排出されたとすると、25t-CO2、二酸化炭素換算で25t の温室効果ガスが排出された、ということになる。
(出典)
4-4 地球温暖化係数(GWP)について | JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

 

ちなみに、太陽光発電関連で知った用語はこっちにもメモ済。

mang2guo3.hatenablog.com

 

余談ですが、国際再生可能エネルギー機関によると、2020年末時点の世界の再エネ設備容量は2,799GWとのことです。

www.irena.org

参考

環境省サプライチェーン排出量算定におけるよくある質問と回答集」2016年、

https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/tools/QandA.pdf

、2021年4月16日閲覧

全国地球温暖化防止活動推進センター「地球温暖化係数(GWP)について」、https://www.jccca.org/faq/15950、2021年4月16日閲覧

地球環境研究センター「日本温室効果ガスインベントリ報告書」2020年、

https://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg-mrv/unfccc/material/NIR-JPN-2020_J.pdf、2021年4月16日閲覧